寄り添うこと

  • 2018.02.21 Wednesday
  • 06:53
2014年に体験したメモがでてきたので、加筆して公開します。


先日、ぬりえセラピーを受講されたAさんからメールが来ました。

Aさんは、子育ても終わり、厳しいお姑さんのお世話も終わり、やっと自分のやりたいことを自由にできるようになったと言って、ぬりえをしに来てくださいました。

若い頃からも親の管理が酷しく、また通っていた絵画教室の先生も絵の書き方や色使いを厳しく指導されたそうで、

ぬりえで自由に好きな色を使っていいと言うことが、とても新鮮で、体験したことを喜んで帰られました。


あまりに楽しかったので、冷蔵庫のドアにマグネットでぬりえを貼っておいたそうです。

その夜、、、

旦那さんが帰ってきて、そのぬりえを見るなり一言、

『不安定だな!』

Aさんは、ショックで眠れなかったそうです。

というのは、Aさんの旦那さんは、精神科医。何万というクライアントを診てきて、どういう精神状態のときにどんな色を使うかというのは、データとしてわかってらっしゃる。
Aさんが塗った色を見て、Aさんのこころ模様が旦那さんにとってはそのように見えたのでしょう。

言葉は力を持っています。
Aさんの旦那さんは、Aさんの近い存在なので、ストレートに表現されたのでしょう。

私は、ライム、オレンジ、イエローの色をたくさん使ったAさんに対して、
『あれもしたい、これもしたいという好奇心でいっぱいなのね。いろんな体験をして、人と交流したいと思ってるところなのね』
と、話したのですが、旦那さんはそれをこころが安定していない、と受け止めて、そのまま言葉にされました。

いいとか、悪いとかはなく、どちらも正解だけど、
その人が何を望んでいるのか、と相手に立場にたって考えたとき、
誰もが聴いてどんより落ち込むような言葉より、
こころが明るく前向きになれる言葉をかけてもらった方が心地いいと思うのです。
勿論、時に厳しく引き締めるようなこともありますが、Aさんの心の背景を考えたときに、否定する言葉はどうかなと思いました。
セラピストとして、データや色の意味だけでなく、その背景やクライアントの状態を見て接することが大切だと改めておもったのですが、

今回のケースから、

旦那さんは近くにいすぎるから、何気なく使ったのかもしれないけど、親しく近い存在だからこそ、相手の気持ちに寄り添って支えあうことは必要なのだと、
Aさんを通して、私自身、夫婦間でのやりとりを見直すいい機会となりました。




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